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コラム

2021年01月26日

「四季の花に囲まれ楽しいウォーキング」~本紙読者投稿より

毎朝、朝ドラの再放送を見終えてからウォーキングに出発します。30分くらい歩くなかで、思いがけない楽しみをみつけました。

10分ほど歩いたところにお寺があります。山門の右側には立派な百日紅があり、見事にピンクの淡いフリルをいっぱいつけていて、思わず「素晴らしい」と声が出ます。しばらく足を止め、見上げていました。
「咲き満ちて天のかんざし百日紅」
という俳句を思いだしました。
百日紅という名の通り、本当に百日以上も咲き続けることを知り、嬉しく
先日も友人にこの美しい百日紅の事を頼りに一言添えました。

ウォーキングの素晴らしい楽しみを見つけ、毎朝、寺の前でしばらく立ち止まり手を合わせ眺めるようになりました。
今尚、沢山の残り花が待っていてくれ、「百日紅さんありがとう」と声をかけて通ります。

山門の左側には掲示板があり、お寺の案内図と御住職様のお言葉
「養おう。見えないところを見る力」
と書かれており、その言葉に感銘し、メモをして口ずさみながら歩きます。

十月に入り、寺の境内の庭に目をやりますと、手入れのゆきとどいた沢山の庭木の緑の元に、美しい赤い彼岸花が咲き始め、だんだん目を見張るほどの数に。その美しさに歓び倍増。楽しみが一つ増え嬉しくなりました。

この寺を少し過ぎた先には神社があり、裏庭に美しい夾竹桃の花が枝先に沢山咲いています。紅い花の期間は短いですが、これも楽しみの一つでした。

帰り道は小学生たちの投稿時間と重なり、可愛いランドセル姿に色々と懐かしく思い出され、子供たちの幸せ、無事を祈る道中にもなりました。
これからも楽しいウォーキングになりますことを望みながら家に到着。自然に慰められ励まされている毎日に感謝です。(東京都 K・S)

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