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2024年05月14日

「鉢の小梅が 今年も咲いた 家族そろって いやされる」2024年4月入選作品|老友都々逸

老友新聞2024年4月号に掲載された都々逸入選作品をご紹介いたします。(編集部)

天の位

鉢の小梅が 今年も咲いた
家族そろって いやされる

山田 浩司

「今年も」にご家族皆さんの心の笑顔が表れています。

地の位

いやな雪でも 窓から見れば
辺り明るく ほんのりと

小林 良一

雪国の方々は雪を嫌がりますね。そのお気持ちの中にも、雪へのお心が優しく表されています。

人の位

昭和生まれの 疎開の記憶
昼食代りの 芋二本

倉澤 登美子

お米の代用食としてのサツマイモの思い出。縁故疎開と集団疎開がありましたね。どちらも小学生の子どもにとっては精神的にも肉体的にも苦労の連続の戦中・戦後でしたね。

五 客

カラスサミット 刈田に集い
明日の餌場と ねらう畑

岸 慶子

「カラスサミット」とは見事な造語ですね。ほんとに悪知恵の働くカラス達には、ほとほと困りますね。

雪降る前から 交通止まる
都会の暮しは おそろしい

菊地 幸子

都会は雪に弱いと言われています。それでも何とか出勤したり、帰宅したりしていますね。

四股踏み柏手(かしわで) 打つ絵姿は
天下の横綱 土俵入り

下田 尚保

横綱の土俵入りは相撲見物のダイゴ味の一つですね。

本場仕込みのジルバにサンバ
私八十(やそ)過ぎ ダンス好き

櫓木 香代子

「本場仕込み」とあるので、きっとお若い頃の外国生活が身について居られるのでしょうね。ダンスをなさる御姿が目に見えるようです。

進む世の中 遅れぬように
八十路手習い 日々前進

鈴木 曻

昔は「四十の手習い」と言いましたが、今では「八十の手習い」で、八十歳になっても向上心を持って進む。これぞ人生百年の時代の心なのですね。

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