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2026年06月04日

「雑煮たっぷり大ぶり椀に一人正月暮れてゆく」2026年5月入選作品|老友都々逸

老友新聞2026年5月号に掲載された都々逸入選作品をご紹介いたします。(編集部)

天の位

雑煮たっぷり大ぶり椀に
一人正月暮れてゆく

岸 慶子

「一人正月」という言葉に打たれます。

地の位

いやな吹雪も長くはないさ
御日様一人がたよりです

小林 良一

お日様(太陽)に早く戻ってきて貰いたい雪国の方々の願いや切。

人の位

明日にしようと決めたとしても
出来ることなら今日やろう

山田 浩司

「老い」とはそうした覚悟の上に成り立っているのですね。

五 客

冬にはつきもの雪かききつく
休み休みもギブアップ

瀬川 征光

家も道も雪かきをしなければ持ちませんものね。今回の地位の作と通ずるものがありますネ。

水は下へとお金は上に
うまくできてる世の習い

下田 尚保

そして金持ちは一層金持ちに。

令和八年丙の午よ
少子気にせず産め殖やせ

鈴木 曻

昔は丙午(ひのえうま)の女は嫌われたものでしたね。迷信は怖い。

成人祝う日国旗を掲げりゃ
ひいまご誕生いい知らせ

手銭 美也子

国の祝日に曾孫(孫の子)さんの御誕生という慶事の重なり。これは嬉しい、忘れられない日になりましたね。

昔施餓鬼の法要行事
褒美の牛乳旨かった

下田 尚保

お施餓鬼は、お寺さんで何か戴けるので、悪餓鬼共も皆神妙な面持ちでしたね。牛乳は私の記憶にはありませんが……。

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