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医療と健康

2021年12月10日

年末年始のストレスに注意

年末年始は、公私ともに慌ただしく忙しい季節です。仕事はもちろん、家族行事も目白押しでなかなかゆっくり休む機会がないかもしれません。疲れがたまっているところに、混んだ交通機関を利用しなければならないことも多いでしょう。

このようなとき、体調はもちろん、心の健康にも気を配りたいものです。同じ状況で心に負荷を受けていても、心の健康状態によって、そのストレスを大きく感じる時もあれば、それほど感じないという時があります。

元来、物事を深刻に捉えないタイプの人でも、毎日のように残業が続く、睡眠不足で余裕がなくなる、周囲に自分の負担を理解してくれる人がいない、大勢の人と会わなければいけない――などの状況が重なると心は疲弊していきます。

疲弊が続くと、焦りを感じたり、自信をなくしたり、自分のことを意味もなく責めたりといったマイナスの思考に偏っていきます。さらにこれが進むと、うつ状態に陥る可能性が高いので、その前の段階でケアをしましょう。

まずは、時間を見つけてとにかくゆっくり休むことが一番です。ひとりでゆっくりできるとよいですね。さらに、物事に優先順位をつけて、「同時にいくつものことに手を出さない」「片付けられることから片付けていく(小さな日のストレスを一つずつ片付けることができるとストレスは減ります)」「スマートフォンから離れる(脳や目が休まります)」「ゆっくり風呂につかる」といったことを心がけましょう。

せっかくの休みだからといって、無理に出かける必要はありません。自分をいたわることが大切です。

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山本 晴義 医師
  • 心理カウンセラー

日常よくある心の悩みについて、山本先生が解説します。心を健康に保ち、毎日健やかに過ごしましょう!

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