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2022年12月06日

「耳で読む」読書の秋。オーディオブックのシニア層利用が増加。

かつて、ラジオで森繁久彌が名作小説を朗読する番組があり、声色を変えて登場人物を演じ分ける巧な話術に引き込まれ聞き入った記憶がある(NHK第一ラジオ「日曜名作座」1957~2008年放送)

約30年後の今日、「耳で読む」オーディオブックがシニア層に広がっているという。オーディオブックは声優や有名俳優らによる本の朗読が聴ける配信サービスで、障害がある人を対象にオトバンクが2007年に開始した。
オトバンクの上田会長は、「読書好きだった祖父が緑内障を患い、目の不自由な人の役に立ちたい」というのが創業の動機と語る。

オトバンクは、1万5000作品以上が聴き放題の定額制(サブスクリプション)を導入し、スマートフォンなどで気軽に楽しめる。利用会員数は250万人超に拡大している。

名作小説などコンテンツの充実に伴い、シニア層の増加も目立つ。その背景には、デジタル端末を使いこなす「スマートシニア」が増えたことがある。こうしたシニア層は、趣味や学びに意欲的。しかし老眼が進み、長時間活字に集中するのが辛くなり、「耳で読書が楽しめることが受け入れられた」という。中には効果音なども使った作品もあり、一つの完成したコンテンツとしての魅力もある。

1冊の書籍が、活字、電子書籍、そして音声(オーディオブック)で楽しめる時代。「耳で読む」読書の秋を体験してみてはいかがだろう。

 

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