高齢者のための情報サイト【日本老友新聞】

老友新聞
ルーペ

ニュース

2023年12月27日

子が同居していると特養入所が不利になるって、どう思う?約51%が「子が同居していると特養入所の優先度が低くなること(1人暮らしが優先)に賛成」と回答。「個別の事情を考慮すべき」という意見もあがった。

「遠距離介護」「高齢者住宅」「仕事と介護の両立」などの情報を発信している介護・暮らしジャーナリストの太田差恵子氏がSurfvoteで意見を募集し、投票結果を公表!

SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)はこのたび、「子が同居していると特養入所が不利になるって、どう思う?」というイシュー(課題)について11月30日に投票が終了しましたので結果をお知らせします。

イシュー発行の背景

特別養護老人ホームとは常時介護を必要とし、在宅での生活が困難な高齢者に対して、生活全般の介護を提供する施設だ。略して「特養(とくよう)」と呼ばれている。
公的施設なので、民間の有料老人ホームなどに比べて利用料が安く人気が高い。
地域によっては、入所申し込みをして、実際に入所できるまで、年単位で待機するケースもある。この特養入所の順番だが、子が同居していると後回しになることがある。
しかし、子が介護できるとは限らないし、そもそも各家庭には表面的な評価だけでは推し量れない事情もある。子の同別居が、特養入所に影響することついて賛成か反対か。Surfvoteを通じて幅広く意見を募った。

投票の詳細

イシュー(課題):子が同居していると特養入所が不利になるって、どう思う?
調査主体:社会デザインプラットフォーム Surfvote(Webサービス)
調査対象:Surfvote上でアカウントを持つユーザー
調査方法:Surfvote上でアカウントを持つユーザーが投票
投票期間:2023年9月28日〜11月30日
有効票数:45票

投票結果とコメントの紹介(一部抜粋・原文ママ)

子が同居していると特養入所の優先度が低くなること(1人暮らしが優先)に賛成 51.1%

一人暮らしの高齢者を優先すべきです。特養入所に関して、優先度を決定するのは、健康状態、介護の必要性、安全性、財政的状況、などですが、子が同居している高齢者と一人暮らしの高齢者では、社会的孤立の度合いや、万が一の時など、安全性も保たれていないですよね。

子の同別居が特養入所の順番に影響することは反対 28.9%

制度が同居を引き離す方向にあるのは賛成できないです。

子の同別居が特養入所の順番に影響することに賛成はできないが仕方ない(消極的賛成) 17.8%

同居してるからと言って特養入所の順番に影響することは反対だが仕方ないかと思います。どんな理由であれ形であれ同居できてるなら、同居してなくひとりでいる方を優先すべきではないかなと思います。

その他 0%

わからない 2.2%

このイシューを執筆したオーサー 太田差恵子氏

京都市生まれ。1993年頃より老親介護の現場を取材。「遠距離介護」「高齢者住宅」「仕事と介護の両立」などの情報を発信。AFP(日本FP協会)の資格も持ち「介護とお金」にも詳しい。著書に『親が倒れた!親の入院・介護ですぐやること・考えること・お金のこと 第3版』『高齢者施設 お金・選び方・入居の流れがわかる本 第2版』(以上翔泳社)『遠距離介護で自滅しない選択』(日本経済新聞出版)『知っトク介護 弱った親と自分を守る お金とおトクなサービス超入門』(共著,KADOKAWA)など。

あなたの意見・投票を社会のために活用します

Polimill社は社会デザインプラットフォーム『Surfvote』を開発・運営しているICTスタートアップ企業です。
社会におけるさまざまな課題や困りごとをSurfvoteにイシューとして掲載し、イシューは週におよそ3~5件発行されています。どなたでもすべてのイシューを読むことができますが、アカウント登録をすると各イシューに投票したりコメントを書いたりできるようになります。Surfvoteで集めたみんなの意見や結果は、適宜提言書などに取り纏め、関係省庁や政治家、関連団体に提出しています。

https://surfvote.com/

Polimill株式会社

Polimill社は社会デザインプラットフォーム『Surfvote』を開発・運営しているICTスタートアップ企業です。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させます。
https://polimill.jp

この記事が少しでもお役に立ったら「いいね!」や「シェア」をしてくださいね。

高齢者に忍び寄るフレイル問題 特集ページ
日本老友新聞・新聞購読のお申込み
日本老友新聞・新聞購読のお申込み
  • トップへ戻る ホームへ戻る