高齢者のための情報サイト【日本老友新聞】

老友新聞
ルーペ

ニュース

2021年07月21日

国内初・健康型有料老人ホームの入居者全員にApple Watchを提供し 「健康増進・未病改善」を目指す実証事業を8月1日より開始

~ライフログデータから医師が定期的に評価と健康改善アドバイス、 超高齢社会の課題解決につなげる取り組み~

全国で高齢者介護事業を展開する株式会社ユニマット リタイアメント・コミュニティ(本社:東京都港区、代表取締役社長:中川 清彦)は神奈川県「未病産業研究会」の協力を得て、当社が運営する健康型有料老人ホーム「マゼラン湘南佐島」(*1)において『健康な人をより健康に』をコンセプトに、国内初(*2)となるApple Watch(*3)を入居者全員に提供し「健康増進・未病改善」を目指す実証事業を2021年8月1日より開始いたします。

本事業は、当施設の来年度の本格入居に向けた「健康増進・未病改善」のサービス開発、ならびに未病産業研究会が目標とする超高齢社会モデル構想を実現させるため、慶應義塾大学 医学部内科学教室 循環器内科医師の木村 雄弘氏により、デジタル管理されたPersonal Health Record(以下、PHR)をもとに定期的に評価し、健康寿命延伸に不可欠な「食事」「運動」「社会参加活動」の3つの要素についてアドバイス。それに伴うサービスを当施設が行いながら検証を行うものです。また本実証に必要なアプリケーションは株式会社アツラエ(東京都港区、以下、アツラエ)が開発を行います。

■実証事業の背景
急激な少子高齢化が進む日本では、「健康寿命」の延伸が喫緊の課題となっています。

厚生労働省によると、「平均寿命」と日常生活に制限のない「健康寿命」との差は、2016年で男性約9年、女性約12年とされています。今後、平均寿命の延伸にともない、「平均寿命」と「健康寿命」の差が拡大すれば、医療費や介護給付費が増大することになり、個人のQOL(生活の質)の低下にもつながる恐れがあります。

このような状況から、当社は未来社会を見据え、日常生活において心身ともにより健康に近づける、介護保険に頼らないサービスの開発をする必要性があると考えました。それに伴い、超高齢社会に備え未病産業の創出に取り組む未病産業研究会の協力を得て、当施設を拠点とした「健康増進・未病改善」に役立つサービスの開発を目指してまいります。

■実証事業の概要
「マゼラン湘南佐島」にモニターとして入居する方の協力を得て、Apple Watchで取得する心電図や心拍、血中酸素ウェルネス、運動量を計測してくれるアクティビリングなどのヘルスケアデータおよび日常生活における継続的なライフログデータを、当実証事業用に開発したアプリケーションに集積します。

そのデータをもとにApple Watchを装着するすべての入居者に対して、慶應義塾大学 医学部内科学教室 循環器内科医師の木村 雄弘氏により、日常生活のなかで健康改善できるような個別化した行動変容プランとして「食事」「運動」「社会参加活動」の3つの要素についてアドバイスが行われます。またあわせて、当施設が個々のアドバイスにそったサービスの提案を行います。

この医師によるアドバイスや当施設が提案するサービス内容は、iPhoneのアプリケーションで常時確認が可能です。年に一度の健康診断では対応できない日常生活に潜む改善点を定期的に入居者に意識いただくことで、「健康増進・未病改善」を実現していきます。

またそれにより、当施設の「健康増進・未病改善」のためのサービス開発ならびに、未病産業研究会が目標とする未病構想を実現させていきます。同時に未病産業研究会に加入する複数企業の参画による実証試験、テストマーケットとしての試験的導入も行い、新たなビジネスモデルの模索も行ってまいります。

(1) 実証期間
2021年8月1日~2022年7月31日
入居者の方の反応、効果と課題点を検証、本格サービスに向けた展開を計画していきます。

(2) モニター入居者要項
・60歳以上の介護や支援を必要としない自立している方
・入居期間:1か月~12か月

(3) 施設
実証の拠点となる「マゼラン湘南佐島」は地域社会に開け、どなたにも気軽に利用いただける施設として、多世代交流ができるイベントやサービスを実施。また、心から解き放たれるような美しい海を一望するロケーションに位置し、地産地消にこだわったレストランやスパ、フィットネスルームなどを備えています。社会参加活動をはじめ身体だけでなく心から健康な状態に近づける環境です。

マゼラン湘南佐島<外観>

■今後について
Apple Watchならびにアツラエに加え、今後参画いただける複数企業による情報端末、周辺機器などのデバイスや情報を獲得する技術など増やし、取得できるデータを増やしていく予定です。さらに研究者にも参画いただき、自立しているシニアの継続データをもとに、フレイルや認知症に移行してしまう要因の探索、解析に役立て、これらの改善を可能にすることを目指し、日本における超高齢社会の課題解決につなげていく計画です。

Apple Watch 表示イメージ

iPhoneアドバイス

<参考>
■神奈川県「未病産業研究会」について

これまでになかった新たなヘルスケア産業の創出とその発展のために、より多くの企業、団体、自治体と手を結び、神奈川県民はもちろんのこと、日本国民、ひいては世界中の人々の健康で幸福な人生を実現することを目指しています。

(神奈川県ホームページ: https://www.pref.kanagawa.jp/docs/mv4/cnt/f536433/index.html )

■株式会社ユニマット リタイアメント・コミュニティについて
全国336拠点(668事業所)(*4)を通じて介護事業を展開し、高齢者の生活と自立を支援しています。また、高齢者をさらに支える新サービスの開発、自宅の生活と認知機能をサポートする高度な見守りサービスの研究を進めるなど、高齢者がアクティブに、介護が必要になっても穏やかに、誰よりも自分らしく暮しつづけられるよう「介護」の枠にとらわれない、新しい事業を目指しています。
(ホームページ: https://corp.unimat-rc.co.jp/ )

<補足>
(*1) マゼラン湘南佐島
神奈川県横須賀市佐島1-14-1/類型:健康型有料老人ホーム/入居条件:60歳以上、自立ホームページ: https://mazeran-web.com/sajima/
(*2) 当社調べ
(*3) Apple Watchは、Apple Inc.の商標です
(*4) 2021年6月末時点

この記事が少しでもお役に立ったら「いいね!」や「シェア」をしてくださいね。

高齢者に忍び寄るフレイル問題 特集ページ
トップへ戻る ホームへ戻る