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コラム

2021年09月14日

「終戦の記憶」~本紙読者投稿より

広島・長崎への原爆投下、そして敗戦の日を、忘れることは出来ません。
戦争に負けるなんて夢にも思わず、勝つことのみ信じ、「欲しがりません、勝つまでは」を頭に、竹槍やバケツリレー等の訓練を一生懸命やっていたのです。

昭和20年8月15日、ラジオから流れる天皇陛下からの敗戦のお言葉を聞き、ただ涙があふれ出るのをどうすることも出来なかったことを今でもはっきり覚えています。

夫の妹ら2人も、それぞれ子供をつれて疎開していたので、一緒に終戦日を迎えました。私も丁度終戦の時に、お腹に子供を抱えていたので、明けの年の2月に長女を出産しました。母乳が少なく、ミルクの配給も少なく、育てるのに苦労をしました。

歳月の流れは早いもの。物無き戦中戦後を生き抜いてきたので、今の不況でも、豊かな生活がもったいないくらいです。(静岡県 A・O)

 

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