夏日が続いてますね。
本来はまだまだ単衣の着物の季節ですが、もう夏物でいいな、と諦めました。
オツとかイキは置いていきます。
汗すごいんです。
第一私が高座で熱中症になっちゃしょうがないですからね。
お客様には熱中して頂きたいですが。

さて、第二回目のホール独演会【看板のぽん！その二】を7月20日に開催します。
会場は前回と同じティアラこうとう小ホール。
秋から改修となるので二ツ目でここにあがるのは最後になるかも知れません。
とは言うものの7月17日にも義太夫協会さんのティアラこうとうでの定期公演に呼んで頂くのでほぼ連投です。
大好きな会場なので有り難い限り。
ホールの持つ力で去年は実力以上のものが出た気がします。
あと家からドア・トゥ・ドアで30分なのも地味に嬉しい。

前回は新作落語や古典の滑稽噺、人情噺とバラエティ豊かにやりましたが、今回も同様にここ一年くらいの総決算な感じのネタチョイスになります。
自分で言うのもなんですが、最近ちょっと扱えるネタの範囲が広がった感じがするのです。
以前から色んなネタに手を出してはいたのですが手に余るというか身の丈に合っていませんでした。
それが10年やって少しずつフィットしてきたというか。
高校生の頃、英語の勉強しててずっと理解出来なかったのがある日を境に急に出来るようになったあの感じです。
いや、そこまでではないです。
be動詞と形容詞がようやく分かったくらいです。
自分自身の得意不得意も見えてきたので、伸ばした方がいいところ、無理してやる必要はないなってジャンルなども少しずつ分かってきました。
植物と同じですね。
成長にはある程度の剪定が大事です。
ただ幹ごと切らないように気をつけます。

また引っ越しをし新しい東向島という街に慣れてきて(主に4丁目ですが)、地域の人や秀ノ山部屋など色んな出会いもあり、視野が広がった気もします。
あと40歳になり目の調子や体調が良くない日が増えたので、丁寧に生きようという切実な思いも生まれ始めました(笑)
テレビの健康番組で39歳まで働き盛り世代で40歳以上が健康曲がり角世代と表現されててちょっとショックでしたが、現実的にもうそうなんですね。
もうすぐ来る厄年が怖い…

それに加齢のせいか子どもや若い人が頑張ってるだけですぐ泣きます。
なので秀ノ山部屋のお弟子さん達の取組を見る時は常にハンカチ必須です。
それとは別にうちの師匠好楽や一門の三遊亭圓橘師匠など80歳近い師匠方がネタおろしなど戦ってる姿を見ていてかっこいいなと思いますし、自分もまだまだ努力せねばと発奮します。
圓橘師匠、今年80歳なのに岡本綺堂作品を落語にしてるんですから本当にすごいです。
そんな訳でぽん太奮闘公演の看板のぽん！その二、ぜひご来場頂ければと思います。
もしかしたらネタおろしをするかもです。
とは言えもしネタおろしをしなかったとしてもそれはサボってるわけではないですからね！
楽しんでもらえるベストな構成はなにか、と考えてのことなので！
言い訳とかではないです！
それではこれから本格的に夏が来ますので皆様ご安全に！
ティアラこうとうで熱中させます！

七代目円楽襲名披露興行の口上前の一コマ

お知らせ

定例落語会
ぽん太ラボvol.54
日時：6月14日(土)14時開演(13時半開場)
会場：鈴座Lisa cafe
料金：2000円

三遊亭ぽん太独演会
看板のぽん！その二
日時：7月20日(日)19時開演(18時半開場)
会場：ティアラこうとう小ホール
料金：2000円
予約：pontathe2nd@gmail.com