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2022年11月24日

便利グッズで生活を快適に!加齢による不便さ解消する「助っ人」紹介

大きな病気は患っていなくとも、手足を始め体のあちこちに不具合が出てくるのが加齢というものだろう。その不具合はあるものとし、その上で生活の不便さを解消できればいいのではないだろうか。嬉しいことに世の中には、高齢者に向けた多種多様な便利グッズがある。そのいくつかを紹介しよう。自分に合った便利グッズを見つけ、ちょっと快適な生活を手に入れよう。

手や指が痛くても
ペットボトルを開けられる

例えば若い人たちにとって、ペットボトルの飲み物は軽くて破棄も楽で便利この上ない。
だが読者の中には、かつてはあれほど簡単に開けられたペットボトルの蓋が、今では力が入らなかったり、指や腕の痛みなどがあって、開けにくくなったと感じている方は多いのではないだろうか。
そのように、日常で不便だと感じたときにあるといいのが、次に上げるようなグッズの数々だ。

ペットボトル専用のオープナー(蓋開け)としては、シリコンでできたものが多い。蓋を覆ってひねるだけのシンプルなもので、何度も開け締めするときに便利だ。
片手が使えないときには吸盤付きオープナーも。オープナーの外側についている吸盤を冷蔵庫などに固定し、オープナーの内側にペットボトルの蓋を入れてひねるという、優れたアイディアのグッズだ。
ペットボトルだけでなく瓶や缶の蓋を開けられる万能タイプもある。使用頻度は低くなるだろうがひとつあると重宝する。

背中にも軟膏が塗れる

背中が痒い、軟膏を塗りたい、でもそこに手が届かないということはよくある困りごとだ。
背中に軟膏を塗るためのグッズは、いくつかのメーカーから販売されている。靴べらのような形で軟膏を置く部分がスポンジになってるもの、先端に傾斜がついていて目的の部位にすっと当たる仕様のものなど。
重さや握り具合が異なるので、できれば使用感を確認してから購入することをおすすめする。

■『軟こうぬりちゃん』
ステンレス製のアーム先端のプレートに軟膏タイプの塗り薬を置き、背中や腰、首などに塗布するもの。アーム部に適度な角度あるので、望んだ部位にうまくフィットする。人に頼らなくとも薬を塗ることができる。
スマイルキッズ㈱:電話06・6976・1371

厚く固くなった爪も楽にお手入れ

厚く固くなった爪を切るときは、爪や皮膚を柔らかくしてから行うと良い。入浴後や蒸しタオルで温めてからがいいだろう。
爪切りはニッパー型やハサミ型がお勧め。切ったあとはめんどうでも爪やすりで整えたい。ニッパー型やハサミ型が苦手な場合は電動の爪切りや爪やすり、またルーペ付きの爪切りなどを試してはいかがだろうか。

靴下が楽に履ける

爪切りもそうだが、年をとってくると前かがみになるのが辛いものだ。靴下を履くのがまた一苦労なのだ。
靴下を履くときのサポーターは、その苦労を軽減してくれる。靴下にサポーターを差し込んで、サポーターについている紐を引っ張りながらサポーターに沿って足を滑り込ませる。椅子に座ったまま履けるのが嬉しい。


■『レボソックスサポート』(左)『キルトソックスサポート』(右)
『レボソックスサポート』樹脂製の三角の板に靴下をかぶせ、足を滑り込ませて板を引き抜くという仕組み。片手でも靴下を履けるのがうれしい。股関節が曲がりにくいというような方には『キルトソックスサポート』がお勧め。立ったままでも靴下を履くことができる。
動画検索は『「レボソックスサポート」の使い方』で。
ファイン㈱: 電話03・3761・5147(平日9時~17時)

自分の使いやすいグッズを見つけよう。

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