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2023年03月06日

わが本棚を見て気づく。本屋は「本との出会い」の場。

日本最古の総合週刊誌「週刊朝日」が、5月末で創刊100年の歴史に幕を閉じる。
今やニュースの主戦場は、速報性に勝るデジタルに移行している。加えて読者の高齢化が進み、発行部数も最盛時の10分の1に落ち込んでいるという。アナログ世代の高齢シニアにとっては、時代を共有してきた雑誌が消えていくのは一抹の寂しさがある。

最近、本屋に足を向ける機会が減った。町の本屋さんが次々と廃業していったこともあるが、読みたい本があるとパソコンで検索し、クリックするとアマゾンが速攻で届けてくれる。古本でも同じだ。デジタルの恩恵に浴している。

だが、わが本棚を見てふと気づく。その多くが、書店で自ら手に取り買い求めたものだ。本屋に行ったことで、その本に巡り会えたのだ。本屋は本との出会いの場でもある。

学校の授業もiPadを使って行うデジタル時代だが、一方で「読書週間」や小中高の「朝の読書運動」など、さまざまな読書推進活動の取り組みも展開されている。
0歳児検診などの機会に、赤ちゃんに絵本をプレゼントする活動「ブックスタート」は英国で発祥、2001年に日本でも開始した。全国1000超の自治体が参加している。20年間で約830万人の赤ちゃんに絵本が配られた。

図書館で長年幼児に読み聞かせをしている妻は、小学生の孫が遊びに来ると書店で好きな本を選ばせる。本好きな子に育って欲しいと願っている。

 

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