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2025年09月22日

工場見学ブーム~中村屋中華まんミュージアム編

今、工場見学がブームである。このブームは、2010年頃からの始まりのようだ。工場見学は一度体験すると「はまる」人も多い。雑誌やインターネット、さらに友人・知人関係からの情報で、定期的に工場見学を楽しむ人もいるそうだ。そこで今回は、工場見学の中でもトップの人気を集めている『中村屋中華まんミュージアム』をご紹介しよう。

 

1日最大40万個製造
試食、限定グッズ購入も

冬になると中華まんを食べたくなる、という声をよく聞く。しかし、夏でも店頭で中華まんを見かけると、つい購入したくなる人も多いはずだ。その証拠に、新宿中村屋が運営する『中華まんミュージアム』は見学予約が殺到する人気の工場だ。

場所は緑あふれる埼玉県入間市。大きなガラス張りの白い建物が目印だ。

見学が始まる30分前から入館可能なのだが、『エントランス』を入ったときからワクワク感が湧き上がる。
最初に目に入るのは巨大な中華まんのオブジェ。中華まんをモチーフにしたスツールが点在する。みんな笑顔で写真を撮影している。

 

やなせたかしさんデザインの
キャラクターも大人気

印象的なのは壁に描かれた中華まんコレクションだ。塩キャラメルまん、海老チリまんなど歴代の中華まんの写真がズラリ。中華まんにこれほどのバラエティがあったのかと、改めて驚かされる。

また、別の壁には、イラストレーターのやなせたかし氏がデザインした中村屋の中華まんキャラクター・ニックとアンの展示も。ストーリー性のあるイラストは、大人にも子どもにも大人気だ。

いよいよ見学がスタートすると、最初は『シアター』へ。ここでは短時間で中村屋や中華まんの歴史を学ぶ。余談だが、クリームパンを初めて作ったのは中村屋、などといった豆知識がおもしろい。

そして見学は製造工場へ。中華まんの生地作り、具を生地に包む、中華まんの上にヒダをつける工程をガラス越しに見学。最後に蒸し器から行列を作って出てくる中華まんの様子は圧巻だ。ここでは1日最大約40万個が製造されているのだから、見ごたえは十分だ。製造工程の見学後は、『キッチン』で提供される肉まんを試食。蒸籠から蒸したばかりの、ツヤツヤでふっくらした肉まんは格別なおいしさだ。

最後は『おいしさゾーン』へ。ここではゲームなどをしながら、おいしさへのこだわりを知ることができる。さらにおみやげまでもらえる。

見学者用に特設されたショップでは、中華まんミュージアム限定のグッズや、中村屋の中華まんや月餅、レトルトのインドカレーなどが販売されていた。見学の所要時間は約1時間半。案内係のスタッフに質問したり、見学通路などあちこちに隠れているニックとアンを探したり、おいしい肉まんをほおばったり、あっという間の見学だった。中華まん好きもそうでない人も、きっと楽しい時間を過ごせることだろう。

     ◇
※見学については次の通り
▽Webからの完全予約制。毎月1日と15日の午前8時に新しい予約枠が開放。1日に同月の15日~末日、15日に翌月の1日~14日の予約が可能。
▽対象者は小学生以上。未就学児は金曜日のみ可能。予約は2名~20名。
▽入館料は無料。詳しくは『中華まんミュージアム』のHPをご覧ください。
https://www.nakamuraya.co.jp/factory/

お問い合わせは『中華まんミュージアム』まで。
TEL 04・2935・1592
受付時間=午前10時~12時、13時~16時、休館日を除く

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