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2026年02月06日

「声のこし塒に向かう白鳥を迎うるごとくに残照の空」2026年2月入選作品|老友歌壇

老友新聞2026年2月号に掲載された短歌入選作品をご紹介いたします。(編集部)

一 席

声のこし塒(ねぐら)に向かう白鳥を迎うるごとくに残照の空

菊地 幸子

翔んで行く白鳥の「声が残る」という視点に注目しました。日が沈んだ後も空や雲に残る夕日の光である「残照の空」で詠いおさめて秀逸です。

二 席

鰯雲茜に染まり広がりて西へ西へと故郷の空へ

王田 佗介

茜色に染まる鰯雲は、作者の故郷である西の方へと広がっていく。望郷の思いが溢れます。

三 席

満月をうつした池の面(おもて)にも朱(あけ)のもみじの落ち葉からまる

鈴木 とく

結句を「からまる」としたことで、単に落ち葉が散るのではなく、水面の動きをも表し秀逸です。

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