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コラム

2021年01月05日

「地方再生のためにも山を元気にしてください!」~本紙読者投稿より

最近、都会では所有者不明の空き家が増えているそうだが、中山間地では地主不在の土地や山林がどうなるか心配されている。
現状では先人達が整備してくれた土地台帳や地図を見ながら地境を判断し、確認することが難しくなってきている。

昔から「いろり」から「お風呂」まで日常生活に貢献してくれた雑木林は、燃料革命で恩恵や効力も薄れ、所有者でさえ地境などどうでもよい空気になってしまった。
隣接地の境の役目を果たしてきた老木が枯渇して無くなり、地境はあって無きに等しく、荒れ放題になるのではなかろうか。将来的には所有者不明の土地や山林は国有地になるそうだが、毎春多くの人達を花粉症で悩ませる杉や桧を伐採して、山桜やもみじ、それに椿や卯月木(花は淡いピンク)等で山の景観や風致を変えてはどうだろうか。そこに住む人達の癒しと、都会に住む人たちとの春花秋月の交流があれば、その環境づくりとして山の手入れも楽しくなると思います。

春先は美しい新緑で皆さんを喜ばせるブナ林は、ちょっと手を加えるだけで美人林の候補地ともなるが、残念ながらブナの木は建築の用材や家具の材料には適さず、燃料以外の用途は限りがある。

地方を元気にするには食べ物だけではなく山を美しくすることも必要だと思います。(新潟県 Y・W)

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