今年の暑さは、また格別でしたね。暑さが続くと、体がだるい、なんだかやる気がしない、イライラすることが多いなど、日常生活に支障がでる人がいるかもしれません。

日頃あまり意識していないかもしれませんが、暑さ寒さは十分にストレス要因になりま
す。どのようなストレス要因もそうですが、長く強く続くことで、心身に影響を及ぼし、さまざまな症状を引き起こします。

夏は日中のみならず、夜も気温が高い状態が続くので、睡眠の質や量が他の季節に比べて落ちやすくなります。さらに、暑さで食欲が減退したり、冷たいものを取り過ぎて胃腸の調子が悪くなったりする可能性も高いでしょう。十分な栄養補給ができないと、体ばかりでなく心の健康を保つための栄養もとれなくなってしまいます。

夏バテ自体は病気ではありませんが、心身ともに弱っている状態ですから、こうした状態が続くと、うつ病などの病気を発症する可能性もあるため、気を付けていただきたいと思います。

さて、今年は秋も暑さが続くようです。秋は「スポーツの秋」「芸術の秋」など、活動しやすく過ごしやすい季節のように思われますが、暑い日もあれば、急に寒くなる日もあります。心身はこうした寒暖差に影響されやすく、さらに台風の発生が続くため気圧の影響を受けやすいこともこの時期の特徴です。

体は知らず知らずのうちに環境に順応しようと頑張っています。気候が大きく変動している現代ではなおのこと、日頃から心身を休ませてあげないといけないのかもしれません。
無理をしない生活を心がけ、疲れをため込まないようにしましょう。