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2025年04月21日

工場見学ツアー キリンビール編

昨今は、実に多くの企業が、商品の製造過程を一般の人に見せる工場見学を実施している。本紙でも、過去に『ロッテおかしの学校』(埼玉県さいたま市)と、酒蔵見学の『小澤酒造』(東京都青梅市)を紹介した。そこで今回は数ある工場見学の中から、キリンのビール工場見学「キリン一番搾りツアー」を紹介しよう。温かさが増す季節、行楽の候補のひとつに加えてみてはいかがだろうか。

全国9工場で見学ツアー
麦汁の飲み比べも

今回紹介するのは、キリンビールの工場見学。お酒が飲めない人でも、大人でも子どもでも楽しめると評判だ。
キリンビールの工場見学は、北は北海道から南は九州まで全国9つの工場で行われている。そこで実施されているのが「キリン一番搾りツアー」だ。

入口を入ると、誰もが知っている麒麟のマークのオブジェが、訪問者を迎える。まさに空を翔ぶ麒麟の姿だ。およそ1時間半のツアーは、キリンビールの歴史を学ぶことから始まる。
1907年、神奈川県・横浜に、麒麟麦酒株式会社が創立した。ツアーの主題である『キリン一番搾り生ビール』が発売されたのが、1990年。かなりのロングセラー商品だ。歴史を学び、見学もさらに興味深いものとなる。

製造工程が見学できる

次にツアーは素材のコーナーへ。ビールの素材は水、麦芽、ホップの3つ。なんと綺麗な飲み物だろうか。
麦芽は実際に食べることができ、ホップは半分に割って匂いをかぐことができる。ホップはビールの香りがし、ビール好きはそそられる。

ビールの素材「ホップ」

次は、仕込みから麦汁を作るまでの工程だ。目の前に麦芽を煮沸するタンクが現れ、圧倒される。ここで麦芽を砕いてもろみを作るのだが、このもろみを濾過したものが「一番搾り麦汁」だ。その後、再びお湯を足して、出てきたものを「二番搾り麦汁」という。
ここでは一番搾り麦汁と二番搾り麦汁の飲み比べができる。なかなか貴重な体験だ。この麦汁はアルコールが含まれておらず、子どもも飲むことができる。

一番搾り、二番搾りの麦汁を飲み比べ

ビールは麦汁に酵母を加えて一週間の低温発酵と1~2か月の低温貯蔵を経て完成する。それを缶に入れ、6本ずつパッケージしていく工程が、大きなガラス越しに見られる。オートマチックで整然とした流れは、見ていて飽きることがない。

3種のテイスティング

そして、ツアーが終わると、お待ちかねのテイスティングだ。
「キリン一番搾り生ビール」「キリン一番搾り〈黒生〉」「キリン一番搾りプレミアム」の3種類が試飲できる。
ツアー中に試飲した麦汁の味やホップの香りを思い出しながら、本当のビールに舌つづみをするひとときだ。
うれしいことに、未成年やドライバーには紅茶やジュースも準備されている。

工場限定アイテムもゲット

また、工場内の「キリンファクトリーショップ」では工場でしか買えない限定アイテムが販売されている。キリンミニチュアビールケース、一番搾りビールゼリーチョコレート、キリンマークTシャツなど、記念に、おみやげにしたくなるに違いない。

キリンのビール工場は全国に9つある。ビール工場見学ツアーに興味のある方は、下記URLから行きたい工場の予約可能日、予約・問い合わせ電話番号等ご確認を。

https://www.kirin.co.jp/experience/factory/

※見学ツアー所要時間:約90分、料金:500円(20歳以上税込)
※当日は工場製造計画により製造ラインが休止する可能性があります。一部の工場では、製造ラインの見学ができないため、映像でご案内します。
※テイスティングできる商品は変更となる場合があります。

 

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