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コラム

2025年12月11日

公共交通機関の「ある」「なし」高齢者の「うつ」に関連

自動車を運転しない高齢者は、駅やバス停が徒歩圏内にないと、「ある」という場合と比べて、3年後に「うつ」になる可能性が1.6倍に増加する――。千葉大学の研究チームがこのほど発表した研究成果です。

移動の自由がないと、高齢者は歩行時間や社会参加の機会が減り、うつになる傾向が高いことが立証されたといいます。研究対象は、2016年時点でうつ症状が確認されなかった65~93歳の高齢男女4947人。経年調査し、19年のうつ症状の有無のテストから、前述の結果が示されました。

都市部と異なり、地方では、自動車免許を返納すると、買い物さえままなりません。時速20キロで公道を走れる電動車やオンデマンドバスなど、持続可能な方法による公共交通機関の拡充が求められます。

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