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2026年06月02日

グルメ情報が溢れる現在でも、一番食べたいとの感じるのは…

若い時は食べ物に対し無関心だったのが、年を取るにしたがい食へのこだわりが強くなった。献立に細かな注文を出すから、老妻からはうるさいと煙たがれる。といって、食通でも、グルメでもない。

現役時代は、時間に追われ、目の前の仕事のことで頭がいっぱい。仕事をしながら出前のラーメンをすする日々だった。60歳を過ぎ一線から退き忙しさから解放されて、エッセイなどに啓発され食への関心が徐々に芽生えてきたように思う。

今や、グルメサイトには、飲食店情報があふれている。しかも、利用者の口コミをもとにした店の評価も載っている。実際、何度かサイト情報をもとに利用した店もある。

最近、もう一度食べたいと思うのが、子供の時にお袋が作ってくれた真黄色のカレーライスだ。当時の子どもたちにとっては大変なごちそうで、懐かしい。

山口瞳が「酒食生活」で、ルバング島から帰還した小野田少尉がレストランで初めて食事をし、そのとき一番うまかったのがキューリだったという逸話を書いている。「小野田さんがむさぶるようにキューリを食べたというのは、おかしな話のようでいて、それがほんとうだと思っている。子供の頃から慣れ親しんで食べてきたもの、それが一番うまいのである」

食べ物の好みは人それぞれ。でもやっぱり、そば屋も、うなぎも20年以上通い詰める店に足が向く。近く、学生時代の友と会食するのを楽しみにしている。

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