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コラム

2021年03月11日

「デイケアを初体験して」~本紙読者投稿より

私は何歳まで生きるのか、生かされるのか分からない。だからこそ最後まで健康を保ち、なるべく介護保険を受けないで終わりたいと思い努力してきました。
90歳までは老いを感じることはあまり無く、皆と同じに動いてきたが、ある日、ラジオ体操の跳躍が飛べなくなったのが老いの訪れでした。
やがて聴覚が衰え、嗅覚も失せた。
老いても出来ると続けていた傾聴ボランティアも出来なくなった。なけなしのお金で補聴器も2回ほど作って貰ったけれど、私にはあまり効果がなかった。
健足には自信があったのに、痛くもないのに足が思うように動かない。

迷っていた時に、介護保険にデイケアがあることを知らされた。デイサービスの車は知っていたけれど、ケアのことは知らなかった。
「試してみるか」

介護保険を申請したら支援1が下りた。週一回、3時間デイケア行き。車の送迎あり。 行ってみたら驚いた。いつのまにこんな施設が出来たのだろうか。
私が行ったところは住宅地の中の広い駐車場、その隅に平屋の大きい家。午前中15人、午後15人を20~40代くらいの男女の職員が8名ほど。

車から降り、下足場からテーブルまで導いてくれる。広い部屋には初めて見る大きな機械が6台(体中の筋肉の運動に使うとか)や自転車こぎの機械、マッサージや温浴の機械もある。プロのマッサージ師がいる所もあるという。
これらの機械を、それぞれの人の体に応じていくつかこなし、途中お茶を飲み、頭の体操や体の体操、お口の体操などをして3時間が終わり、12時には帰宅する。まさに「令和の老稚園」である。老化の速度をゆるめられるか試してみるほかはない。

今の老人は日本始まって以来一番恵まれているのではないだろうか。古着でオムツを作りながら老いた親を看護した私はしみじみと時の流れを思うのである。(福岡県 S・T)

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