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コラム

2021年04月20日

「我が家のお福分け」~本紙読者投稿より

自宅の庭の1本の柚子が昨年豊作で、食や入浴に充分に潤いを与えてくれた。今後も冷凍保存した果皮や房が料理やアルコールのお供など活躍する。

果実がなるまでのことわざに「桃栗3年、柿8年」があるが、この続きには地域によりさまざまで、「梅は酸い酸い十三年」「梨の馬鹿目が十八年」「柚子の大馬鹿十八年」「林檎にこにこ二十五年」などがある。
また果物ではないパターンでは、「女房の不作は六十年」「亭主の不作はこれまた一生 」がある。女房は60年でやっと一人前になり、亭主は一生成長途中であるという事らしい。

我が家の柚子は28歳、消毒はした事がなく毎年牛糞堆肥1俵を施し、剪定など栽培管理だけで5年前に一人前になった。
自家消費するには多く、販売するには足らず、袋に5~7個入れて冬至前に利用法のメッセージを書いて近所や知人等にお裾分けしたのが始まり。メッセージ内容を「お福分け」に変えて現在まで続いている。

今回、柚子の中身をくりぬいてなますを入れた料理を家内が作ると皆に好評だったため、渡すおりに宣伝したり柚子湯の足しに不織布をつけて配った。

お福分けした職場のスタッフに幼い頃良くかわいがってくれた90代の祖父が隣県で一人暮らしをしている。
最愛の連れ合いをなくされて心配で定期的に様子を見に行っているが、その時に柚子なますを作ってあげたら
「こんなもん初めてじゃ、おいしいなあ」
と喜んでくれたそうだ。これぞ「福が福を呼ぶ」。

まだまだ、亭主の不作はこれまた一生である。(広島県・PNさだわや)

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