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コラム

2021年08月30日

「サイパンで散った一男さん」~本紙読者投稿より

私の同窓生の一男さんは、小学校高等2年を卒業後、14歳で志願兵を志し、予科練航空隊として千葉県土浦へ入隊し、少年航空兵となりました。

当時は6年間までが義務教育で、男女は別の教室で学んだ。私は、向学心はあったものの、家が貧しく、6年卒業を余儀なくされ、その後は名古屋の工場に勤務しました。

桜の花が咲く頃に古里の墓所、永栄寺を訪れた際、一男さんの身内の方にお会いしました。

写真の残されたお宅に案内していただきました。以前、サイパン島を訪れたという遺族の方もみえて、サイパン島の小石、貝を4つと、写真をお土産に頂きました。小さな額に納めて、レイテで散った私の兄の写真と並べて、自室のベッドの横に飾りました。

あの忌まわしい戦争が起きなければ、2人とも生きている。戦争が激化し、一男さんは17歳で特攻隊陰に志願し、純粋な心でサイパン島から敵艦にめがけて体当たりしたのです。

惨く、その無念さに涙が溢れ、憤りを覚えました。世界中が平和であることを切に望みます。  (静岡県 M・T)

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