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コラム

2021年08月27日

遺産分割を考える際の基準は?

遺産分割をする必要があることは判っているのですが、何を基準に分割をするのでしょうか。法律では相続分というものが定まっていますが、これを変更されることもあるのでしょうか。

答え

遺産分割をする時の基準については、法律では「遺産に属する物、権利の種類性質、相続人の年齢、職業、心身の状況、生活の状況、その他一切の事情」を考慮して決めることになっております。

このような規定に沿って財産をどのように分けたらよいかを決めることになっておりますが、あくまで基準であって、各自の相続分を変更するものではありません。遺産分割において各自の相続分を変更するのは、相続人同士で合意したことによるもので、法律の基準により変更があるものではありません。従って、いくら特定の相続人に多く取得させようとしても、相続分が減少する相続人の同意がなければ出来ません。

上記の基準は、各相続人のおかれた立場を考えて分割をするときの基準であります。例えば、遺産である車を小さな子供が相続してもあまり意味がないですし、また長期病院に入院している相続人とっては、自宅よりも預貯金等を相続する方がよいと考えられる場合が多いのではないでしょうか。

相続人が全員同意する場合は、相続人間で自由に決めることが出来ますが、もし相続人の間で協議が成立しない場合は裁判所で決めることになりますので、その際に裁判所はこの基準をもとに分割案を出すことになります。

 

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