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医療と健康

2022年06月10日

ミスの連続はADHDが原因かも…

「すぐに言われたことを忘れてしまう」
「デスクがすぐにごちゃごちゃ。いつも探し物をしている」
「ミスが多くて自分でも嫌になる」
…こうした不注意に関する悩みをよく聞きます。

気が散りやすく、取り組むべき仕事が目の前にあり、やらなければいけないとわかっていても手がつけられず、後伸ばしにしてしまう――。
これらの特徴が持続的に表れている場合、注意欠如・多動性障害(ADHD)の可能性があります。大人になってから医師の診察などで分かる場合もありますが、多くは学生時代や幼少期にさかのぼることができます。

どのような人でもミスはあります。しかし、「あくまで、うっかり」という一時的なものであり、場所や状況が限定的で一過性です。
一方、ADHDの人は、あらゆる時期に不注意の症状が継続的に表れます。小学生の時は、「かばんや教科書を学校にいつも忘れてきた」、成人後も「スマホをよくなくす、大事なアポを忘れて別の予定を入れてしまう」などです。

ADHDは、脳の神経伝達物質の不足や調節異常から生じるため本人の努力では限界があります。ミスが原因でトラブルが続くと自信を失いがち。そんなときは、薬を服用することで症状を落ちつかせることができます。

そのうえで、さらに工夫をしてみましょう。例えば1時間集中するのが難しいならば「○枚書類を処理したら休もう」「まず3分だけ机に向かおう」と細かい目標を設定する。モチベーションが保ちやすくなります。

今までこうしたことで悩んでいた人は、一度専門医(心療内科や精神科)を受診してみましょう。何らかの解決の糸口が見えるでしょう。

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山本 晴義 医師
  • 心理カウンセラー

日常よくある心の悩みについて、山本先生が解説します。心を健康に保ち、毎日健やかに過ごしましょう!

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