医療と健康
2025年12月29日
食欲は健康のバロメーター
皆さんの食欲はいかがでしょうか。食欲がいまひとつわかない、ご飯がおいしくないという場合は心身からの危険信号かもしれません。また、食べられないわけではないけれど、食べたいものが思い浮かばないという場合も実は要注意です。食べてはいるので自分で気が付きにくいのですが、これも食欲が落ちている状態です。
また、反対にお腹がいっぱいになるはずの量を食べたのに食欲が止まらないという場合も気を付けましょう。
ストレスによる食欲の増減には、自律神経の働きが影響しています。ストレスを感じると体は危機が起きたと捉え、交感神経の働きが活発になります。いわば体が戦うためにシフトチェンジするため、食欲が失われます。
そしてほっとすると、食欲などを促すホルモン(グレリン)が分泌されます。このホルモンが過剰に分泌されてしまうと食欲が増すというわけです。
また、食欲が止まらない原因の一つに睡眠不足が指摘されています。睡眠不足になると食欲を刺激するホルモン(グレリン)の分泌が促進し、食欲を抑えるホルモン(レプチン)の分泌が減少します。
食欲はまさに健康のバロメーターです。食欲に関する不調を感じたら、まずは生活リズムに注意してみましょう。睡眠を増やして規則正しい生活リズムを心がけることで、正常な食欲に戻りやすくなります。
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- 山本 晴義 医師
- 心理カウンセラー
日常よくある心の悩みについて、山本先生が解説します。心を健康に保ち、毎日健やかに過ごしましょう!
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