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医療と健康

2022年12月16日

心にも必要な「栄養素」

私たちは、生きるために食べ物を食べ、栄養として取り込む必要があります。また、体と同様に心にも栄養が必要です。心に必要な栄養のことを心理学の中の交流分析では「ストローク」と呼んでいます。交流分析は、世界の多くの研究者によって発展した理論ですが、簡単に言うと人間関係を築く上での癖を自分なりに発見し、改善することを目的にしています。

この交流分析上でストロークとは、存在を認めることの意味で使われています。私たちはこのストロークを求め、そして交換しながら生きています。

とはいっても、それほど意識的に行っているわけではありません。たとえば「おはよう」「こんにちは」といった挨拶から始まり「ありがとう」「助かりました」「一緒にご飯を食べようよ」といった、ちょっとした言葉掛けも立派なストロークにあたります。これらの言葉を相手にかけるだけで、相手の心の健康は少し上向くかもしれません。また、自分自身も相手から言われると存在を認められた感覚が得られ、心に栄養がいきわたるのです。

体を支える栄養素が不足すると体に不調が出るのと一緒で、心の栄養素が不足すると心にも不調が表れます。何気ない一言は、親しい人にほど、さぼって掛けなくなるものです。面倒くさがらず、一言を大事にしましょう。

人の気持ちをよくするプラスのストロークだけではなく、相手の気持ちを嫌にさせるマイナスのストロークも存在します。プラスのストロークを投げると50%の確率でプラスが返ってきますが、マイナスのストロークを投げると90%近くでマイナスのストロークが返ってきます。自分からマイナスのストロークを投げない心がけも大切です。

 

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山本 晴義 医師
  • 心理カウンセラー

日常よくある心の悩みについて、山本先生が解説します。心を健康に保ち、毎日健やかに過ごしましょう!

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